CLIENT:観光庁
WORK:採択事業
2024年度、合同会社GOTOKUでは観光庁事業「地域一体型ガストロノミーツーリズム」の推進事業を通じて、「活火山と黒潮から生まれたローカル文化とヒトを通じて素材にアクセスする旅」をテーマに、鹿児島の豊かな自然と文化、そして食を融合させたツアー造成を実施しました。
ツアー構築にあたり、アウトバウンドが活発な欧米豪のラグジュアリー層を中心に、食材の品質や文化体験に強い関心を持つ旅行者をターゲットとし、これに基づき、3泊4日の高付加価値ツアー商品を開発しました。
地元の飲食店や生産者、観光施設と協力し、黒豚、黒牛、焼酎、黒酢などの鹿児島独自の食材を軸にしたプログラムを組み立てました。目指すツアーに繋がるコンテンツへの可能性を探るため、現地視察や現場ヒアリング等も度々行い、また、専門家によるメニュー開発チームを組んで、グルテンフリー対応の出汁や薬膳茶など、多様なニーズに応える新商品開発を時刻したことで、事業期間中に販売したツアーでも好評をいただきました。
また、鹿児島の豊かな食材を実際に見ていただく食材視察ツアーには、ミシュラン三ツ星レストラン「SEZANNE(セザン)」のダニエル・カルバート氏、2つ星レストラン「Maz Tokyo」のサンティアゴ・フェルナンデス氏、京都のポップアップイベントで来日中だった3つ星レストラン・NOMAの食材リサーチ班のケビン・ジョン氏の3名を招聘。2泊3日の行程で、鹿児島県内の食材を視察いただき、鹿児島の豊かな食材とそのクオリティの高さに大変驚かれ、実際に枕崎産の鰹節をレストランに取り入れていただくなど、地元生産者とも繋げることができた大変有意義なツアーをなりました。
ツアー期間中、NHKかごしまによる密着取材も行われ、夕方のニュース番組で特集コーナーも放送され、鹿児島県民への観光におけるポテンシャルの高さを共有できました。
この事業を通じて、鹿児島の魅力を「フィルターのない本格的な地元スタイル」として再発見し、地域と旅行者を繋ぐ新しい形の観光モデルを確立しました。これからも、多様なニーズに対応しつつ、鹿児島が誇る自然と食材、文化を体験できるプランを進化させていきます。
OUTPUT:
ガストロノミーツアー造成
食の多様性における意見交換会開催
鹿児島大学講義「鹿児島のガストロノミーツーリズム」
モニターツアー・オンラインFAMツアーの実施
コンデナスト・トラベラー誌フィーチャー記事掲載
海外旅行会社向けガストロノミーウェビナー
海外富裕層市場向けセールス・マーケティング
